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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0048 2010年12月号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ ━━┛
「 サプライズな宿 」
先日、家族で岐阜県高山へ一泊で遊びに行ってきました。
宿泊した宿の名前は「倭乃里(わのさと)」
ここの宿に私の家族は全員すっかりやられてしまいました。(笑)
倭乃里は、門をくぐると広大な敷地に茅葺屋根の1戸建が
5戸あるのみです。
まるで日本昔話の世界のような空間が広がっていました。
門から本館の玄関までの長い道には、落ち葉が絨毯のように
敷き詰められていて、歩くとサクサクと心地の良い初冬の音がしました。
玄関を開けると、田舎のおうちにあるような大きな囲炉裏が
迎えてくれ、そこにただよう灰の香りに懐かしさで
いっぱいになりました。
すでに、ここまででテンションが一気に上がっていた私は、
この宿でこれから起こることに期待を持たずにはいられませんでした。
まず、1番目のサプライズ。
部屋に通されて、ふすまが開いたときに
「オ----------------------------------!!」
と家族全員が唸ってしまいました。
大きなガラス窓の外には、川底まで見える透き通った美しい渓流が
手に届くような近さにあり、その向こうに森が広がっていたのです。
私たち家族は、あまりにもの美しさに茫然と立ちすくんでしまいました。
息子は「この宿、凄すぎ!!」と何度も何度も、
感嘆の声をあげていました。
このつかみのサプライズに魂を奪われてしまったと言っても
過言ではありません。
私は、時を忘れてこの風景の前に座り続けていましたから・・・。
2番目のサプライズ。
出されるお料理は、もちろん全て斬新で、力があって美味しいものでしたが、
一番びっくりしたのは料理長でした。
料理長が、夕食のとき挨拶に来て
「先ほどは失礼いたしました。
さっき駐車場で漬物樽を洗っていた者です。」と言ったので
「エ-----------------------------------!!」と全員で叫んでしまいました。
宿に到着したときに、作業服で愛想よく出迎えてくれたお兄ちゃん、
その人が目の前に居るノリのピシッと効いた白衣をまとい、凛とした、
たたずまいをかもし出す料理長と同一人物とは思えなくて
腰を抜かしてしまいました。
「私は、そうやってお客様を驚かすのが楽しいんです。」と、
いたずらっ子な顔で料理長は笑っていました。
終始、私たちの部屋で料理の説明をしてくれたのですが、一言でいえば
料理長でありながら一流の営業マンだなあと思いました。
地の食材の話しに引き込まれ、料理のタイミングの良さと
盛り付けの斬新さに圧倒され、会話の面白さに爆笑の連続。
まるで上質なショーを見ているようでした。
3番目のサプライズ。
女将さんの存在です。
女将さんが部屋に入って来たとき一瞬にして空気が変わってしまいました。
70歳にはとても見えない若々しさで観音様のような雰囲気を持つ女将さんは
私たちを大きく温かな空気で包み込んでしまったのです。
倭乃里の成り立ちのことを、心地のよい声と講談のようなリズミカルな
話し方にすっかり魅了されてしまいました。
女将さんと料理長に私たち家族は、顔を見合わせて、
「やられたなあ~。」とにんまりしてしまいました。
次の日、倭乃里を後にするとき、帰りたくないなあと
後ろ髪を引かれる思いでした。
見送ってくれた女将さんと料理長の素晴らしいおもてなしに、
感動で目頭が熱くなりました。
また、絶対にいつかこのお宿に来るぞ!と思いながら、
小さくなっていく二人に、私は見えなくなるまで手を振り続けていました。
結局のところ料理、雰囲気はもちろんなんですが、
やはり宿は、人なんですね~。
もし、二人がこの宿に居なかったら、単にいいお宿だなあで終わります。
でも、絶対に忘れないお宿として私たちの心に鮮烈な印象を与えたのは
二人が居たからに違いありません。
倭乃里の体験で自分の仕事でも、できることがあると思いました。
お客様が良い気持ちになるサプライズを常に意識して、行動に移すことは
大きな喜びを与えることになります。
与えられた人はそのサプライズを誰かに話したくなります。
(現に、私はこのお宿のことをとても伝えたくなって書きました。)
『 噂になる会社 ・ 人 ・ 製品 』
ナオミも、
「ナオミって会社、なんかとても面白いらしいよ。」
と巷に噂が流れるような会社にしたいと思います。
●スカパーのビジネス、経済専門チャンネル 日経CNBCで
当社のことが取り上げられました。
ナオミの強みがおわかりいただけると思います。
http://choujin.jp/corp/presentation.aspx?item=379&g=1
●先日、「覚悟の瞬間」というネット上の番組に私のことを
取り上げていただきました。
お時間のあるときに、一度訪問していただければうれしいです。
インタヴュー形式で自分が覚悟したときのことを話しています。
特に、子供さんをお持ちの方にはご覧いただきたいです。