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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0108 2016年1月号  
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 今月のテーマは・・・・。

「 みんなはひとりのために ひとりはみんなのために  」

あと2年で還暦を迎える私の経営者としての現役の時間は
10年ちょっとだろうと思います。


40代のときには、全く考えなかった残された時間のことを
この頃考えることが増えました。
そしてあまり時間が無いことに少し焦りを覚えています。


私がこの世に存在しなくなったとしても、変わらず繁栄のできる
会社にしておかなければと強く思います。


今までの10年、みんなを幸せにする会社を作りたいと思って、
本当にいろんなことを考え実行してきました。
そして、10年前に比べると比較にならないくらい、会社は
大きく成長しました。


でも、まだまだやらなければならないことはたくさんあります。
その中でも優先順位として一番先に取りかからねばならないことは
風土作りです。


この風土作りが一番時間を要します。
私が理想とする会社の風土とは、

「大事な仲間がいるこの会社を一人一人が守りたいと思えるような風土」


ナオミの経営理念の中にそれはあります。
1、 お客様に感動をお届けするモノづくりを実現します。
1、 私たちはお互いを尊重し、人間力を高め合います。
1、 ナオミは世界に誇れる日本のオンリーワンを目指します
この理念の2番目がまさに、会社の風土(文化)です。
お互いを大事に思えること。
切磋琢磨して人としてのレベルを上げていくこと。


この文化があれば、先の見えない時代であっても
みんなの力で柔軟に状況に対応して会社の舵を取ることができ
会社も、日本に無くてはならない会社として
永く存在できるようになれるのだろうと思っています。


その風土作りに欠かせないものは、みんなが
本気で自分たちでこの会社をなんとかしなければ
ならないと思えることだと考えています。


会社が他人事ではなく、自分事であること。
自分の人生に会社を重ね合わせること。


多くの会社では、働く人は雇われているという感覚が
強いと思います。
そうなると、他人事になるので問題が起きても
知らぬふりであったり、誰かがやってくれるだろうと
思って行動もしなくなります。


雇われているのではなく、自分がこの会社を
盛り立てて行くんだと思えるようになるには
仲間に十分に認められ、無くてはならない存在として
必要とされていなければならないと思います。


その状態を作るには、一にも二にも話すことです。
会議ではありません。
会社だからという既成概念にとらわれることなく
人としてどうあるべきなのかです。


仲間が悩んでいたらどうしたの?と話をゆっくり聞く。
元気がないなと思ったら、声をかける。


一人ではいい考えが出てこないときは、
一緒に考えて欲しいなあと協力をお願いする。
仲間が辛いときは、励ます。


うまく行ったときは、自分のことのように喜ぶ。
いいなあと思ったら素直に褒める。


そんな当たり前のことを、もっともっと惜しみなく
みんなが言えたり、行動できたりしたら
どんなに素晴らしいチームになるだろうと思います。


変にビジネスだからと枠にはめてしまうのではなく、
人間として当たり前のことをしていけばいいのだと思います。


あったかくて、それでいて、厳しさもある。
ちゃんと関わりその人の成長を忍耐強く待つ。
成長した人を自分のことのように喜べる。


まるで自分の子供のような気持ちで相手を
愛おしみ続ける。


そんな風に育てられた人は、間違いなくそうしてもらった
ことを恩義に思い、全力で恩返しをしようと思うでしょう。


その人のためにひと肌脱げる。
日本人が大好きな感覚。


そんな風土を私は残された時間で作り
次の人たちにバトンタッチしたいと思っています。


日本は永く続く会社が世界一多い国です。
個人主義ではなく、チームワークを大事にする国だからこそ
そうなんだと思います。


「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。」


日本人のDNAに深く刻み込まれたこの感覚がこれからも
脈々と受け継がれていくよう、ナオミにおいても
大事にして行きたいと思います。


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