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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0106 2015年11月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ━━┛


 今月のテーマは・・・・。

「 心の開国 」

先日、ある会社の常務さん(女性)とお会いする機会がありました。
お話を伺っていて、8年ほど前の私(当時私も常務でした)の姿と
同じだなあといろんなことを思い返していました。

あの頃、売上至上主義の父との確執があり
思い通りにならないことばかりで日々疲弊していました。

しかしながら、そんな状態の中でも自分が作りたい会社

「ナオミで働いてよかった。ナオミを誇りに思う。子供も
ナオミで働かせたいと社員のみんなが思ってくれるような会社」
を目指して諦めるわけには、いかないと思っていました。

そのとき、10年前にナオミに入ってくれた、当時まだ部長だった専務は
「この会社は、よくこんなに毎日、社長とのバトルやイベントがありますね」
と呆れて笑っていました。
父との戦いを思い出すと、あまりにもいろんなことがあり過ぎました。

今、振り返って思うのは、ある意味父のおかげで私は精神が相当強くなり、
父がいつも言っていた「諦めない」という気持ちは受け継いだなあ
と思います。(笑)

そして、今年12月で私が社長に就任して5年が経ちます。
念願だった私が目指していた会社が随分カタチになって来ました。

この5年で変わったことはたくさんあります。
まず売上が2億8千万円から約8億円になりました。
そして従業員数が12人から37人になりました。
なにより充填機といえばナオミと言っていただけるようになりました。

ここまで変貌した大きな要因は、ナオミのみんなの力でしかありません。

「会社は人だ!」

と、多くの社長が言いますが本当にその通りだと思います。


ともかくナオミは優秀な人材に恵まれました。
こんな小さな会社に、よく素晴らしい才能を持った人たちが
集まってくれたものだと思います。

黒田官兵衛のような番頭の専務。
とんでもない人脈を作る関東支社長。
マルチな力を持った管理部門の課長。

スーパーマンのような営業課長。
強固な金庫番の経理課長。
ドラえもんのようになんでもカタチにしてくれる技術課長。

その下にはまた一生懸命にナオミを守るために
働いてくれているナオミビトたちがいます。


会社を経営するようになって、たった5年ではありますが、
いつも思うのは

「私一人では何もできない。
みんなが力を最大限出してくれたから会社は成長してきた。
社長の役目はみんなが働きやすい環境を作ること。」
だと言うことです。

私が考える働き易いと思える環境とは、

●ちゃんと見てくれて認められている。
●やりたいことをやらせてもらえる。
●話を聞いてくれる。
●約束を守ってくれる。
●頑張った分だけきちんと公平にカタチにしてくれる。

ことだと思っています。


その環境があれば、みんなが自ずと考え、行動し、
カタチにしてくれるのではないかと思います。
今ナオミは、その環境が7割くらい整って来ているところです。


あとは、ナオミビトとしての考えを持った人を育てる風土作りだと
考えています。
この風土作りが一番難しく、時間とパワーがかかります。


ちなみに、私が尊敬するパレスホテルの社長から聞いたことなんですが、
私がどのように社員教育をされているのですか?と聞いたとき
社長は、「うーーーーん、そうですね。特にないのですが、
良い風土(環境)にいれば勝手に先輩の姿を見て成長して行きますのでね~。」
とおっしゃいました。


その言葉があまりにも衝撃的すぎて、今も忘れません。
「良い風土か・・・・・。」
うちの会社もいつかはそんな会社にしたいとそのとき強く思いました。


それには、年長者、先輩が生き方を勉強し、人として成長することが
必要になります。
実はここが一番難しいのかもしれません。


年齢を重ねると体と同じで心も考え方も固くなって変化ができなくなって
行きます。人の意見が聞けなくなっていきます。


私は、特に40代の人たちに
「ナオミだけの小さな世界に居るだけでは価値観や、考え方は変わらないし
成長もない。鎖国をしているような状況だから、開国して、どんどん
違う価値観の人に触れてナオミに風を吹き込んでほしい。」
と言います。

そうすると間違いなく、よそから貰った新しい空気で
イノベーションが起こり、会社は成長します。
ひいてはその人自身も成長し心豊かになると思うのです。


ナオミの風土作りには、年長者の成長がどうしても不可欠です。
新しいものを取り入れる感性、自分を成長させようとする気持ちと
行動力。そのことがナオミを永続的に続く企業へとしていくことに
繋がると思います。


先輩、上司を見習って若い人たちがナオミビトとして
誇らしい生き方ができるように私は、諦めることなく
風土作りに尽力したいと思います。

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