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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0091 2014年8月号
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今月のテーマは・・・・。
「 配慮ある行動 」
先日、カナダに住む娘に会う為に、長い休暇をもらって行って来ました。
夫と私、娘夫婦、それから2人の親戚と一緒に、カナダのいろんなところに
行きました。
カナダは、自然が本当に素晴らしく、特にロッキー山脈は言葉に
できないくらいの凄さで、圧倒されてしまいました。
まるで特大の富士山が次から次へと登場するような感じなんです。
神々しい山々に包まれて、心が洗われました。
山を見るのが好きな私には、たまらない旅行となりました。
ロッキーを見ながら、是非ナオミのみんなにも見せてあげたいと
思いました。
そしてみんなのお陰で自分がその場に、立っていることに
感謝の気持で一杯になりました。
今回のカナダ滞在で、非常に勉強になったことがあります。
それは、集団の中での行動についてです。
一緒に行った親戚のうちの一人、甥っ子の行動を
見ていて、組織で生きていく人間のあり方を改めて
考えさせられたのです。
今甥っ子は大学2回生なんですが、小学校から高校生までの間、
ずっと野球をやっていました。
その経験値によって、集団の中でどう動けばいいのかを、
常に考える習慣が自然に身に付いて行ったんだろうなあと思います。
旅行中は常に6人で行動していたので、相手の状況を考えて
行動することを求められていました。
そんな中で甥っ子は、みんなが気持ち良くすごせるように
いつも周りを見ながら配慮してくれていました。
例えば、何かをするとき、必ず確認して勝手な行動をしない。
誰よりも動く。
ちょっとしたことでも「ありがとう」を必ず言う。
タイミングよく「何か手伝おうか?」と気配りの声かけをする。
場を盛り上げるような話を常に提供する。
私が一番感心したのは、気配りの声をかけることでした。
よーく周りのことを見ているので、そのタイミングが絶妙で
助かるなあと思うことが何度もありました。
自分の甥っ子ながら、使えるなあと思いました。(笑)
集団の中での自分を意識して動くことは、慣れていないと
なかなかできません。
私は、甥っ子のように、学生時代、チームプレイの組織に
入ったことがなかったので、ナオミで初めて組織を学びました。
本来なら一番最初に、家庭で学ぶべきことだと思います。
家族は組織の一番小さな単位です。
リーダーである、父か母が家族に対して配慮ある
行動を教えて行くべきなんでしょうけど
あいにく私の育った家庭はそうではありませんでした。
相談というものが無く、親(特に父)が勝手に決める家でした。
親のやりたいようにする事に、子供が従うのが家のルールの
ようなものでした。
約束していたことが、突然キャンセルになることは頻繁。
時間は、守られない。
でかけるときも、誰も、どこへ行って何時に帰るという
連絡もしていかない。
家族というより、個人が集まった家のようでした。
私はそれが、当たり前でおかしいとも思っていませんでした。
だから、私が結婚したときに、夫に相談をするという
習慣がなかなか身につかなくて、よく喧嘩になったことを
思い出します。
どうして相談しないと言われても、なぜ相談しないといけない
のだろうと逆に理解ができないのです。
育った家の習慣が正しいと思っているので、
自分が勝手な行動を取っていることを理解するのには、
随分時間がかかりました。
今でも私は、気を抜くとそんな自分が出てくるのを
知っているので、常に意識をしていますが、自分が気付かない
うちに勝手な行動を取ってしまっているのではないかと
思うことがあります。
習慣とは本当に恐ろしいものです。
ナオミでも若い人たちに、ときどき言うことがあります。
「その言動は、自分のことしか考えていないと思うけど、
まずナオミにとってどうなのかを考えてみて欲しい。」と。
組織で働くことを決めた以上、自分を優先するのではなく
常にチームの一員である自分を意識して行動をすることを
考えるように伝えます。
12年以上も前、私が経営者として生きて行こうと決心したときに
組織での自分のあり方は、まだまだ分かっていませんでした。
失敗談を以前のメルマガでも紹介していますが、
厳しく指導してくれた統括部長のおかげで、組織での自分の
あり方を考えることができるようになったのです。
そう思うと若いうちに、組織で行動する経験をすることはとても
大切なことだと思います。
一人が、みんなのために、みんなが一人のために行動することを
しっかり学んでいる人は、社会に出ても組織で生きていくのに
苦労することは比較的少ないのではないかと思います。
組織の中で、無理なくありのままの自分で居られて、しかも配慮が
きちんとできる人というのは、もともとの素質もありますが、
かなりの経験値がそうさせていると思います。
今回のカナダでの旅行は、甥っ子の配慮ある行動によってより一層
楽しくなったのは間違いありません。
人の姿を見て学ぶことは本当にたくさんありますね。
人の良いところは、素直に取り入れて自分のものにして行きたいものです。
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