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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL．0040 （4月号）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ ━━┛
今月のテーマは・・・・。
「 古民家風和室のある、うちに帰りたくなくなる新社屋？ 」
来る５月１日より本社は、大阪府茨木市から北東に位置する
箕面市の新社屋に移転し、業務を開始することになりました。
移転を決意したのは、ちょうど、１年ほど前のことです。
京都信用金庫の高岸さんに、
「常務、ここに居てはだめですよ。
会社は見た目もやっぱり大事ですよ。
いい人材が欲しいのであれば移転を考えた方が
いいと思います。」
と言われたのです。
そのときの私は、いつか、この社屋を出て
新しいところへ移りたいと思っていたのですが、
頭の中では全く具体的にはなっていませんでした。
ただ以前から、うちの社員さんには、今の社屋の第一印象が
非常に良くなかったことは聞いていました。
「ええ・・・・・。ここ？」
「面接に来たものの、社屋を見てイマイチだなと思いました。」
「なんか暗い作業場で大丈夫なの？」
など・・・。
「建物は関係ない、中身で勝負だ」と社長は
いつも言っていましたが、私は高岸さんのその言葉に
背中を押してもらいました。
そうだ！移転しようと決断したのでした。
いざ決断したものの、それからが大変でした。
一番難航したのは、土地探しでした。
私が行きたい方角には、希望の物件がほとんどなくて
業者の人もあきらめ気味で、
「探す方角を変えませんか？
違うところであればいくらでもあるんですけどね～。」
とまで言われたのです。
でも、私は方角は絶対に譲れない条件だったので、
なんとか見つかるまで探して欲しいと言いました。
無理かもしれないと思っていた２ヶ月ほど経ったある日、
業者の人から
「いい物件がありました！！」
と電話があり、早速見に行きました。
私は、物件を決めるときの条件として、消去法ではなく、
絶対にここがいいと思えるものでなければ
選ばないことにしていました。
ピンと来るかこないか・・・。
その物件を見た瞬間、ここだ！と感じました。
そこは、まるでナオミのためにきちんと用意されていたと
思えるほどで空気感が澄んでいて明るいものでした。
私はまったくなんの迷いも無く即決しました。
その後、地主さんとの話し合いも順調にすすんだと
思っていたのですが、ある日業者さんから
「大家さんのお父さんが、今の時期に
リスクのあることをするのは危険だということで、
断りが入りました。」
と、寝耳に水の連絡があったのです。
私は、ショックのあまり呆然としてしまいました。
ここだと思っていた物件だけに、ほかを考えることは
できないなし、みんなに移転のことは言ってしまっているし、
どうしたものかと困ってしまいました。
あきらめきれなくて、時間ばかりが経って行きました。
私は、移転できるよう祈り続けるばかりでした。
そして、１ヶ月くらい経ったときに業者の人から
「地主さんが、話を戻してきました。
ナオミさんのホームページを見て、この会社なら
大丈夫だからと、反対していたお父さんをなんとか
地主さんが説得してくれたようです。」
と連絡が入ったのです。
私は、本当にうれしくてウルウルしてしまいました。
一生懸命に頑張ってきたからご褒美をいただけたんだなあと
感無量でした。
その後、着々と工事もすすみ、私が目指していた
「 家に帰りたくなくなる居心地のいい社屋 」
が、もうすぐ出来上がります。そこには、みんながくつろげる
古民家風の和室を作りました。週末の夜に、ごはんを
食べながらナオミのこれからを語り合ったり、困ったことが
あればみんなで相談したりしたいなあと思います。
先日、社員さんを連れて行ったところ、歓声が上りました。
「早く、ここで働きたいなあ」
「会社じゃなくて、まるでおうちみたい」
「明るくて気持ちいい」
と、新しい社屋で働けることを喜んでくれました。
これから、いよいよ新しいステージへの船出だと思います。
みんなが乗ったナオミ号の航海は、まだまだ前途洋洋とはいえません。
でも、みんなで舟を漕いで荒波や、嵐にも負けず大海へと勇気と
希望を持ってすすんで行きたいと思います。
どうぞ、大阪へお出かけの際は、是非お立ち寄り下さい。
和室で、ゆっくりくつろいでいただければと思います。
社員一同、お待ちしております。
●新所在地
562-0031 大阪府箕面市（みのおし）小野原東1-2-83
電話 072-730-2703 ファックス 072-730-2777
茨木インターから車で約１０分です。
北摂の緑の多い環境で、少し足を伸ばせば里山もあるところです。