～限られたスペースと予算で生産性を向上 食品・化学業界向けに3月12日より発売～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年3月4日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社ナオミ

小型充填機シェアNo.1の株式会社ナオミ（本社：大阪府箕面市 代表：川田 隆司）は、1台で液体・粘体どちらの充填物にも対応できるようリニューアルしたオールエアピストン充填機「PSZD」を3月12日に発売します。少子高齢化による労働人口減少で製造・加工現場の人手不足が深刻化する中、限られた設置スペースや予算の中でより高い生産性を模索する食品加工現場のニーズに応えます。

分解・洗浄しやすい独自構造の充填機をさらに進化

ピストン充填機は、充填スピードが速い上に、精度が高いため、大量生産に向く充填機です。しかし、かつては部品点数が多く、分解・洗浄に手間がかかり、頻繁な品種替えが得意ではないという課題も抱えていました。そこで、ナオミはこれまでに、業界で初めてアクチュエーターを本体に内蔵してユニット化で部品点数を2割削減し、従来機で 15分かかっていた分解を5分に短縮 。さらに、オールエア駆動で電源を不要にすることで、漏電を懸念する水産加工現場などの水気の多い現場などでも設置可能にするなどの改良を重ねてきました。今回、液体充填専用・粘体充填専用の切替弁を交換することで 1 台の充填機の対応幅を拡大し、より多用途での活用を提案します。

食品加工から化学・化粧品まで

切替弁と、ホッパー、ノズルを交換することで、出汁や醤油、ジュース、ドレッシングといった液体から、カレーやソース、調理みそ、イカの塩辛など固形物含む粘体まで幅広い食材に1台の充填機で対応できます。充填量は約16cc〜500cc。液体である化粧品やシャンプーと、粘体であるトリートメントなどを１台で充填する用途も見込まれ、食品だけでなく化学・化粧品分野での活躍も期待されます。ナオミは現在、トップシェアを持つ小型充填機のみならず、小型技術を生かし中型充填機市場の顧客も拡大しています。分野や機械の大小を限定せず可能性を追求し、当社が役立つ場所を広げていきます。
 

（取り外しが簡単で、洗浄しやすい構造が特長）

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