ナオミの充填物語　ビフォー・アフター◆ VOL．0136 2018年8月号

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◆ナオミの充填物語　ビフォー・アフター◆ VOL．0136 2018年8月号　
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「　自分を大切にする　」

みなさんは自分のことが好きですか？

そもそも私には、自分が大好きという感覚はありません。
好きと言うよりも、まあまあいいヤツだなあというのが、
一番しっくりくる感じです。

自分のことが好きじゃないと、人を大切にできないという言葉をよく聞きますが、
そうなのかな？とは思うものの、私は、本当にそうだなあと心底思えないところがありました。

と言うことは、自分のことを、そこそこしか好きでない私は、
人を大切にできていないのか？ということに違和感を感じてしまうのでした。

先日、それが解決する出来事がありました。

ナオミでは、専務・川田が主催する社内勉強会「マナビヤ」という取り組みがあります。
川田がファシリテーターとなり、1つのテーマに対して社員4〜5名で学び合うというものです。
そこで、自分が好きかどうかを考える時間がありました。

自分のことを自分でどう思いますか？
1　大好き
2　まあまあ好き
3　普通
4　あまり好きでない
5　嫌い

このうちのどれかを選ぶというものです。

ファシリテーターの川田に「専務の場合はどうなんですか？」と聞いてみました。
川田からは、自分のことが大好きですとちょくちょく聞くことがあるので、
改めてその理由を話してもらいました。

その理由は、「どんなときも諦めずに頑張って来た過去の自分に対して
そう思えるからだ」とのことでした。

私もそういうことでいえば、違う経験ではありますが、当てはまることはあります。
でも私は、川田ほど、自分を好きとは思えないのです。

これは、人それぞれ自分に対する評価が違っていて、
私の場合は自分に対して、厳しすぎるのかなとも思いました。

自分が好きか嫌いかというジャッジは、自分を好きであることが正解で、
そうでないことが不正解のような気も、私はしていました。

本当にそうなんだろうか。

好きの中には、
そう思い込もうとしている。
単に自己愛の場合もある。
自分の中の条件をクリアした場合がそう思える。
他人との比較でそう思える。
なども含まれるのではないかと思います。

それは、本当に自分を受け入れ大切にしていることなんだろうか・・・。
そんな疑問を感じていたときに、川田が「セルフコンパッション」の話をしてくれました。

セルフコンパッションとは、
「自分の愛する人を思いやるように、自分を思いやること」
これは、アメリカの心理学者、クリスティーン・ネフの言葉だそうです。
自分を大切にすることが、具体的でわかりやすいですよね。

私は初めて聞くセルフコンパッションの話で、
ようやく自分は、自分のことを大切にしていることに気が付きました。

セルフコンパッションはナルシシズムや、自己満足、自己憐憫、自尊心ではなく、
自分への慈愛の気持ちだそうです。

自分の中に、「あなたは絶対に大丈夫」という自分がもうひとりいて、
その自分とともに生きている感じのように私は思えました。

そういえば、私は苦しいと思うこと、辛いと思うことなどが起きて、
誰にも言えない場合は、自分に対して、
「きっと大丈夫だよ、自分を信じて頑張れ」と言ってあげることがよくあります。

そして、自分に起こる全てのことは、必ず意味があると思っているので、
切り替えて前向きに考える習慣があります。

私は、他人の評価があまり気になりません。
私のことを批判する人がいたとしても、その人がそう思うのなら、
仕方ないなあと思います。
それは、その人の感じ方であるから。

一喜一憂することも、あまりありません。
先を憂えで、不安になることもほとんどありません。
だから、心が不安定になることも、あまりありません。

「自分は自分」という自己肯定感はあります。

勉強会の最後に、セルフコンパッションが高い人の特徴はどんな人か？
という話になりました。

人のためや社会のために役に立つことをしようと思い、
見返りを求めないとありました。
また今の自分に満足することなく努力をし続けるとも。

そこも、素直に今の自分だなあと思いました。（笑）

川田の話を聞いていて、私は自分自身を友達のように大切に
接していたことに気づきました。
すなわちそのことが、自分が好きであることなんだと理解ができ、
とても嬉しくなりました。

ずっと抱えていた違和感が解決された感覚でした。
私はこれから、「私は私のことを大切にしています」と
きっぱりと言おうと思います。