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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0123 2017年6月号  
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「 思い込み 」

人は、自分独自の物の捉え方を、一人一人が持っています。
その捉え方で解釈をしていくので、受け止め方もみんな違います。

けれども、そのことに、意外に気がついていない場合が多く、
自分の捉え方と同じように、他人も捉えていると思い込んでいます。

その思い込みは、「当然そう思っているはずだ、
普通はそうだろう」と相手の考えを勝手に決めつけ、
関係性を、ややこしくすることになったりします。

相手の考えも聞かずに、自分の解釈で妄想し(暴走し)、
腹を立てたりすることが、本当に多いのではないでしょうか。

その思い込みを、自分の中だけで置いておくのであれば、
まだいいのですが、それを他の人に話したことで、
尾ひれがついて、場合によっては、どんどんあらぬ方向に
話が変換していってしまう事態も起こります。

結局、誤解を受けた側の人の話をよく聞いてみると、
全くそんな風には考えていなくて、単なる相手の勝手な
思い込みでしかなかったということもあります。

これが組織の中で起こってしまうと、とても面倒な
ことになってしまいます。

ひとりの人間の思い込みから出た、無責任な発言を
鵜呑みにした人たちが多ければ多いほど、組織が混乱していきます。

それが、水面下で広がっていき、誤解された人は、
そのことに全く気がつかないときがあります。

怖いことに、鵜呑みにした人たちは、その人から、静かに距離を置き始めます。
そして鵜呑みにした人たちは、誤解されている人に、
直接話を聞くこともなく、真実を確かめることもなく、
思い込みで無責任に発言した人の言葉を信じて、
烏合の衆と化します。

ナオミでも、それに近いことが最近起こりました。

私はそのことが分かったときに、なぜ直接本人に
聞かないのだろう、なぜネガティブに感じたこと、
違和感を持ったことを人に話してしまうのだろうと思いました。

そして、その発言が誤解された人にとって、組織にとって
どんなダメージに繋がっていくのかを、なぜ想像できないんだろうと
悲しくなりました。

それから、そこに一緒にいた人たちがひとこと、
「もしかしたら誤解があるかもしれないので、
直接その人に聞いてみましょう」と言えたら、
混乱は招かなかったのにと思います。

思い込みで発言した人にも、鵜呑みにした人にも、大きな責任があります。

自分の発言がどんなことを招いてしまうのか、
それをよく考えた上で、責任を持って発言して欲しいと思います。

分からなければ分かるまで相手に聞く。
勝手に思い込まない。
勝手に思い込んだことを正当化して、人に話さない。

もしかしたら、それは勇気のいることかもしれません。
でも、その勇気が自分を守り、相手を守り、組織を守ることになると思うのです。

烏合の衆でいることの恥ずかしさを知って欲しいし、
鵜呑みにすることの軽率さを知って欲しいと思います。

問題が起きるとその人の考え方、生き方が浮き彫りになります。

できれば、人として恥ずかしくない、美しい生き方を選んで、凛として生きていきたいものです。

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