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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0113 2016年6月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ━━┛

今月のテーマは・・・・。

「 改めて感じたこと 」

社内の整理整頓をするにあたり、一緒に考えてくれる会社を探すことに
しました。

ホームページをいろいろと見て、ピンと来た会社を5社ピックアップし、
連絡を取りました。

今回は、全て女性の代表の会社を選びました。
それは、私と同じ女性であるからこそ、相談しやすいと思ったからです。

問い合わせフォームには、一緒に寄り添って考えてくれることを希望している、と
書いて送りました。

反応は、さまざまでした。
すぐその日に電話、メールのあった会社。 3社
次の日にメールのあった会社。 1社 
翌々日にメールのあった会社。 1社 

それぞれの会社と電話でやりとりをしました。
面白いことに、私がいいなあと思った会社の順番で返事が来ました。
重視した点は、代表の顔や雰囲気、それとホームページの丁寧さと温度感です。

一番早く連絡のあった会社が、次のようなメールを送ってくれました。

「これまでの経緯も含めて、一度お電話でお話させていただければと思います。
明日のお電話で、ご都合よろしいお時間はございませんか?
よろしければお時間を、ご指定ください。

個人のお客様でも法人のお客様でも、私が感じておりますのは、
まずは、お電話でお話しをさせていただいたうえで、一番大切なことは、
私どもに会ってみたいと思っていただけるかどうかです。

駒井様とお話しをさせていただき、私どもに会ってみたいと
思ってくださったならば、一度御社へ伺わせていただきます。
そして、お話しを直接お聴きする中で、私どもがお手伝いできますことを
ご提案させていただき、対応と内容をご納得いただければ、
ご依頼いただけますと幸いと存じます。」

私は、このメールを読んで、相手の立場に立った素晴らしいメールだなあと
思いました。

のちに、電話でやりとりをしたのですが、この文章で感じたとおり、
とても感じのいい、やわらかな対応の方で、話しているうちに、とても
気分が良くなり、この人に会ってみたいと思いました。

そして、ついつい話したくなってしまうほど、傾聴力が素晴らしい人でした。

この後、全ての会社と電話のやり取りをしましたが、
私の話をあまり聞かないで、一方的にアピールする人、
あまり温度感を感じられない事務的なやりとりの人、
寄り添う感じはなく、うちの場合はこうですからと言い切ってしまう人。
いろいろでした。

私は、日ごろみんなには、お客様に寄り添って、お客様にとって一番いい方法を、
一緒に考えるようにと言っています。
それは、自分がそうされると嬉しいので、きっとお客様も、
そう感じるだろうと思うからです。

今回、逆の立場に立ってみて、本当にその重要性がよく分かりました。

まず話を親身になってちゃんと聞く。
そして、お客様が欲しい答えを的確に提供する。
寄り添い、共感し、決して自分の損得を考えない。
お客様にとって最善の提案をする。

それが、営業としてのあるべき姿だと改めて感じさせてもらいました。

ちなみに、私が営業をしていたとき、一番気をつけていたことは、
自分の損得を考えないことでした。

一例としては、うちの会社で出来ない充填の場合、すぐに他社さんを紹介
していました。
または、充填数量が少なくて、今充填機を導入する時期ではないと
判断したときは正直に、そのことをお伝えしました。

それには、お客様も驚かれて、かえって信用していただいたことも
あります。

「正直で誠実であること」

営業としては、数字が欲しくなりますが、決してこのことを、
忘れてはならないと思います。

結局、その人の生き様が仕事に出るので、自分を磨く努力を
し続けることが、なによりも大切なんだと思います。

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