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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0088 2014年5月号  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 充填機のナオミ ━━┛


 今月のテーマは・・・・。

「 感じることを大切に 」

先日、ある大学生の団体が企画する、「社長とタイマン座談会!」という
イベントに参加してきました。
学生がネット上で、会いたい社長を探して、仕事の話を聞くイベントです。
その仲介役として、その団体とつながりのある人財アセットプランニング株式会社
さんが社長にアポを取り、学生数名と社長3人とで座談会をする企画です。
私にも、そのオファーが来て面白そうなので行ってみました。

そこで京都市立芸術大学の2回生の女の子に出会いました。
一度は私も目指していた大学なので、何かしら彼女の
役に立つかなと思って私の今まで人生について話ました。

大学を滑って、一般企業に入り、退社して結婚し子供を育て、
クリエイティブなことから無縁の時間が長くあったこと。

ナオミに入って、ようやくHP、カタログ、企画などクリエイティブなことが
できるようになって、高校生のときに絵の勉強をしていたことが役に
立ったこと。
ナオミで営業をやるようになって、実はこの仕事が天職であることがわかったこと。
本当に自分に向いていることは、意外に思いもかけないことだったりすること。

そんな、話をしました。

彼女は、「今までデザインの勉強をして来たんだから、その時間と
お金がもったいないのでその道に進もうと思っていました」
と言いました。

だけど、本当に自分にこれが合っているのかどうかわからないと言うので
結局は自分がやりたいこと、好きだなと思うことをした方がいいよと
私は言いました。

すると所属しているある団体で、今、会計の仕事をしていて、
それがとても楽しいんですよと本音が出てきました。

「私は、それが本当に好きだったら、デザインの道に進まなくても
いいんじゃないかなあ」と言いました。

「世間では、大学で専攻していたものと全く違う仕事をしている人は
たくさんいるよ。
だから、今までのことや、価値観に囚われることなく
自分がどうしたいか、自分の気持ちに正直に生きていかないと、
楽しいなあと思えないよ」と言ったのです。

彼女は、今までそんな風に考えたこともなかったと驚き、
「そんな選択もありなんですね」と遠くを見つめていました。

彼女の友達には、親の助言で、これからは老齢者が増えるから
医療器具の会社が伸びるのでそっちに行きなさいと言われて、
いやだけれどもその道を選ぼうとしている人がいるそうです。

でも、こんな話はちょくちょく聞きます。
企業のことなど全く調べもせず、知りもしない親が
名前が通っているからということだけで、子供に強制するんですよね。

驚いてしまいますが、また、子供も反抗することもなく、親の言いなりになる。
親が喜ぶからという基準で選んだり、または、いやだけど親にそこまで
反抗できず仕方ないと思って企業を選ぶ。

そんなことしたら、もしうまくいかなかったとき親のせいにしますよね。
自分が選んでないから。

私は、子供の選択には、口を出したことはありません。
どちらかというと、うちの場合は事後報告でした。
「今度、ここで働くから」で終わり。(笑)
私も、「ああそう、頑張ってね。」で終わり。

自分で決めたらうまくいかなくても、自分で責任取らないといけなくなります。
自分で選んだので文句を言うこともなく、一生懸命働くしかありません。

結局、自分に向かないことは選ばないし、自分がやりたいことを
選んでいるんですね。
だから自分が好きだと思ってやることは、どんなにしんどくても
やっていけるんだと思うのです。

でも、面白くなくても給料がいいから我慢するしかないかと
自分をごまかしたり、本当は、したいことがあるのに、
できない理由を並べて自分をごまかしたりして
自分の大事な人生を浪費していく人が多いのではないでしょうか。

果てには、心を病んでしまう場合もあります。
結局自分の正直な感情から逃げて自分に嘘をつき続けているのです。
そんな不自然なことをしていたら、おかしくなってしまいます。

体を壊すくらい嫌だったら、辞めて違う仕事を選んでもいいのに。
辞めたらカッコ悪い、辞めたら負けになる、辞めたら回りに迷惑が
かかるなど、人がどう思うかという基準に振り回され、
自分が本当にしたい気持ちにフタをして生きている。

親がいろんなことに口出ししてきても、嫌だったら親と戦えばいいのに。
親は、子供がいつまでも思い通りになると勘違いしています。

子供はその勘違いをさせないように、本来反抗期があり
親はそこで思い知らされて一人の人間として尊重し、
向き合うようになります。
だけど今はその反抗期すらない子も多いです。

言われたくないこと、されたくないことに対して戦う。
それは自分を守ることでもあります。
大事な自分を傷つけないことでもあります。

もっともっと自分の感じることを大事にしていけば、
シンプルに気持ちよく生きていけるのに。
そして、頭で考えることをなるべく止めて、心で感じることで動いていけば、
素直な気持ちで生きていけるのに。

みなさんも、何かを選択するときに、「心が動かされる方」を
選ぶことを是非やってみてください。
その訓練をしていくと、感性が高まっていきます。

大事なことを選ぶ力が強くなっていきます。
人間は本来(子供のとき)は、感性が豊かでした。


それをいつのまにか無くしてしまったかのように思ってしまっています。
でも無くしてしまったのではなく、錆びてしまっただけなんです。
また磨きをかければ蘇って、子供のころのような純粋な気持ちが
顔を出してきます。

うれしいときには思いっきり体全体で喜ぶ。
悲しいときには泣く。
辛いときには、落ち込む。
悔しいときには、腹を立てる。
そんなわかりやすい人間らしい感覚が自分を解放して素直な気持ちに
させてくれます。

私たちは、あまりにも頭で考え過ぎてしまっています。
だから、意識的に感性を優先する生き方をする必要が
あるのだと思うのです。

花が美しいなあ、子供の笑顔がすてきだなあ、星がきれいだなあ
風が気持ちいいなあなどの、当たり前のことをしみじみ
感じられることが豊かな人生ではないでしょうか。

それには、もっともっと自分の感じることを大事にして生きて
いきたいものですよね。

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