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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0076 2013年4月号  
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 今月のテーマは・・・・。

「 親としての仕事とは? 」



先日ある人から、企業が営業志望の新卒を採用するのに当たって、
必要とすることは、

礼儀がしっかり身に着いていて、
縦社会のルールを分かっていること
所謂、体育会系の人の場合が多いと聞きました。



時代を反映して、人材紹介会社では、そういう人だけを
紹介する特化したスタイルの会社が売上を伸ばしているそうです。



営業にかかわらず企業という組織で生きていくには
そのことは、絶対に必要なスキルだと思います。
昔から言われていることですが、一にも二にも挨拶だと思います。

 
挨拶がきちんとできる人は、人から可愛がられます。
うちにも、挨拶が素晴らしい営業マンがいます。



朝会ったとき、誰に対してもきちんと立ち止まって、顔を見て、
両手をまっすぐ伸ばして脇につけ,45度頭を下げてはっきりと
した声で「おはようございます」と挨拶します。
それも、とても自然に。



本当に気持ちのいい挨拶です。
朝からとても気持ちよくなります。
彼は、礼儀正しいのでお客様にも評判が良く、みんなからも
愛されています。



礼儀正しいとは、

 ○わきまえている
 ○配慮ができる
 ○安定している
 ○信頼できる

などの要素があると思うのです。
その要素は仕事ができる人の要素でもあります。



ちなみに彼はお母さんに相当厳しく育てられたそうです。
それも、筋の通った厳しさなんだなあとお母さんのエピソードを
聞いて分かりました。
お母さんが、社会に出たときに困らないようにとしっかり教育
されたんだと思います。



きっちりと躾をしてもらったことは、その人の将来に渡って
身を助けてくれますね。
彼は幸せな人だなあと思います。



その反面、放任もしくは、甘やかされて育った人は、
社会に出てから本当に苦労します。
悪気なくやってしまったことで、反感を買ったり、
信頼されなかったり、助けてもらえなかったりします。

一番まずいのは、自分がそのことに気が付いていないことです。



親というのは、本当に責任の重い仕事です。
その子の将来を大きく左右するものすごい影響力を持っています。



育った環境が子供は当たり前だと思っていますから、
その当たり前が社会に出たときにちゃんと通る人は幸せですが、
通らない人はとても気の毒です。



成人した人に、家庭で長い間かけて教えられて来たことを
本当に正しいことはこうなんだよと、一から教えることは
至難の業です。



教えて分かる人は、やはりきちんとしたベースがある人です。
その問題にぶつかったときに、いつも私は親が生涯に渡って
子供に影響し続ける恐さを感じます。



私も2人の子供を持つ親として、自分の生き方が子供に
誇れるように生きていかねばと思います。



そして私が死んで子供が生き方に判断を迷ったとき
母だったらきっとこうしただろうなと、死んでも尚、
道しるべになるような人間になりたいと思います。



今、子供を育てていらっしゃる方に、お願いしたいことがあります。

子供の今だけを見て一喜一憂しないで、遠い将来を見据えて、
世の中の役に立つ人になるような教育をして欲しいと思います。



子供は、預かり物です。
子供を通して、親は生きることを学ばせてもらっているので、
いつかは世の中にお返ししないといけないと私は考えています。



だから、自分勝手な思いだけで育てるのではなく、公の子供として
教育する意識が必要だと思います。



親と言う仕事は、どんな仕事よりも尊い仕事で、本当に責任の重い仕事です。
一人の人の人生がかかっているのですから。



私がこのことに気が付いたのは、子供が大人になってからでした。
子供が生まれたときに分かっていたらどんなに良かっただろうと
いつも思います。
そうしたら、もっと私は子供に違った育て方ができただろうと思います。



ですから、子供を育てている人は、どうかそういう意識で
育ていただきたいです。
きっと全く違う視点から大きな気持ちで子供を見ることが出来ると思うんです。

将来の子供にとって何が大事なのか。
自分の都合、機嫌で子供を育てていないか、いつも自分を振り返って欲しいと
思います。