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◆ナオミの充填物語 ビフォー・アフター◆ VOL.0081 2013年9月号
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●お知らせ
来る9月30日夜11時~
ワールドビジネスサテライト 「技ありニッポンの底力」のコーナーで当社が取り上げられます。
是非ご覧ください。
今月のテーマは・・・・。
「 今、大学では・・・・ 」
若い人の面接を通して、今大学で、就職についてどんな状況に
なっているんだろうと知りたくなり、大学のキャリアセンターの
人たちとの交流会に何度か出てみました。
(7月のメルマガ「 若い人の面接を通して最近感じていること 」
を読んでいただければ私がなぜそのようなことをしているのか理由が
おわかりいただけると思います。)
http://www.naomi.co.jp/magazine/13.7.html
キャリアセンターの人の話では、大学に入ってすぐに
仕事のことを意識して、考えて動きだす学生はほんの一部で
たいてい学生は世間の就職活動が始まってから、慌てて
動き出すとのことでした。
結果、なかなか就職ができないので、適当に会社を選んでしまうか、
最終困り果ててキャリアセンターにやってくるそうです。
キャリアセンターの方からは、あらかじめいろんな情報を
発信しているそうですが,学生側が興味を持たない場合が多く、
どうしたものかと困っていますと聞きました。
その中で大阪市北部の短大・四大では、面白い取り組みをしていました。
キャリアセンターの小倉さんの話では担当する学生を学部で振り分けて、
全員との面談をし、特に就職に関心のない学生を重点的にフォローし
何度も話しをする機会を持つそうです。
多い学生の場合は、小倉さんは40回以上も面談をすると聞きました。
その結果、意識が変わり、就職に対する取り組みも真剣になり
自分が希望する会社への就職が出来たそうです。
もし、キャリアセンターの方の熱心な関わりがなければきっと
その学生は、希望するところへは行けなかったでしょう。
その大学の取り組みで、就職率は、以前に比べかなりアップしたそうで、
受験する学生がそれに伴って増えて来ていると聞きました。
私はその話を聞いて、そこまで情熱を傾けて学生たちの将来のために
動いてくれる大学に入った学生は幸せだなと思いました。
ですが、ほとんどはそうではないようです。
キャリアセンターの方も、この状況をどう変えていけばいいのか
戸惑いを感じているのを知り、これからは企業も一緒になって
学生たちに社会とは、仕事とは何かを、学べるシーンをたくさん
作っていかなければならない時代が来ているように感じました。
そうしないと、就職のミスマッチングはいつまで経っても減らないでしょうし、
就職しても結局1年以内に1割(6万人)の学生が辞めてしまう状況は
変わらないと思います。
学生、企業、社会にとってもこの状況はダメージが大きすぎます。
就職する前に、社会にでることの覚悟ができていたら、ミスマッチングは
かなり防げるのではないかと感じます。
自分がこれからの長い人生のほとんどの時間を費やす仕事に
どう臨むべきなのか、自分が本当に働きたい会社とはどんな会社なのか
などを真剣に調べ、考えて納得して会社に入れたら、
こんなはずではなかったと思うことは、随分減ると思えるのです。
ただ学生だけに頑張りなさいと言っても駄目であって、
親も意識を変えて小さいころから子供に
働くことについて伝える努力をしないといけません。
また大学ももっと学生の将来について情熱を持って関わる必要があります。
そして企業も、若い人が入って来てもちゃんと導いてあげれるような
よい会社にする努力が必要です。
本当にこの問題に真剣に取り組まないと、これからの若者たちが仕事に
一生懸命励めないと思うのです。
今回、大学の交流会に出て、大変な現状があることを知りましたが、
このままじゃあ駄目だと、すでに活動をしている人たち、
企業があることも知りました。
嘆いていても仕方がないので、気付いている人たちと仲間を増やし、
現状を少しでも改革することができればと思います。
今の私が出来ることは、この秋、高校生の人に話せるチャンスを頂いたので、
そこで現状を伝え、一人でも多くの人に自分の人生を真剣に考える必要性を
心を込めて伝えることしかありません。
気の遠くなるようなことではありますが、私のできることをあきらめずに
やって行きたいと思います。