┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◆ナオミの充填物語　ビフォー・アフター◆ VOL．0035　（11月号）
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━　充填機のナオミ　━━┛

「　ほんまかいな？　」

ナオミは、みなさん御存知のとおり半自動充填機のメーカーです。
でも、私自身は将来的に若い人たちを仕事を通じて
伸ばしていく教育的分野にすすみたいと考えています。

その思いが明確になってきたこの2年ほど前から、
なぜかいろいろなところから、いろいろな情報を
いただくようになって来ました。

そのひとつが、新聞などのマスコミの方々からの
アプローチです。
数年前までは、新聞や雑誌の関係者からの
電話といえば、広告を載せませんかと言うセールスの
お電話ばかりでした。

ナオミは、まだまだ小さい会社なので、一回
何十万円という広告を打つことはできません。（笑）

ところが、誰に聞いたのか、私が若者を育てたいと言う
話を聞きつけて「それは面白い」とマスコミ関係の方や、
商工会議所などの関係者の方々からアプローチを
もらうようになりました。

そのひとつとして、今回食品産業新聞社主催の
技術功労賞をいただけることになりました。
最初、「ノミネートされましたよ」と連絡をいただいたとき
有料広告の一環なのではと思わず勘ぐってしまいました。

でもそれは、私の思い違いでした。
ノミネートされた３０数社の会社名を見ると日本でも
名の通った会社がずらりと並んでいます。

私は、
「え--、なんでこんな凄いところの会社の中に
ナオミの名前があるんだろう・・・・。」
と不思議に思わずにはいられませんでした。

その後担当記者の方がこられて、詳しい説明を
聞いたのですが、やはり、まぎれもなく正式な
受賞だということでした。
もうすぐその受賞式です。

その模様は、後日ホームページなどでお知らせしたいと
思っています。
そんなこんなで、驚いている私に、さらに驚きのニュースが
入ってきました。

ケーブルネットワークではありますが、テレビの取材の
申込があったのです。
今度は、落ち着いてその内容を聞いてみると、
なんと経済関連のテレビ番組によく出演されてる
有名な社長さんたちが出ている番組でした。

担当者の方が来社され、まずは機械の説明をするのかと
思っていたらいつの間にか私の生き方や、先ほど申し上げた
「現代の若者に仕事を通じて有意義な生き方を伝えていきたい」
と言うような話になっていました。

私が熱く語るにつれ、その担当者さんも本気で真剣に
話を聞いてくれていました。

でも、経済番組なのに、こんなことでいいのかな？と思っていたら
次の瞬間、その担当者さんの口から出た言葉は
「駒井さん、素晴らしいですね。その思いを経済番組ではなく
別の形でお話していただけませんか？」
でした。

ちょうど来年早々に、「覚悟の瞬間」というテーマで新企画が
始まるというのです。
なんと、その番組に抜擢したいと言うことでした。

大変に驚きましたが、もし私が話しをすることによって
ひとりでもいい、今何かを悩んでいる若者が、一歩踏み出す
きっかけになるといいのになあと出演を快諾しました。

いつのまにか、充填機の話はどこかにいっちゃいましたけどね。（笑）

とにかく誰かのために役に立ちたいと本気で志を決めた瞬間から
人間の知恵では、計り知ることができない何か大きな力が
働いていることを非常に強く感じています。

自分が、この世に生まれた目的はきっとこれなんだと
私は強く思っています。

不思議なことに、売上げ、売上げと奔走していたころは、
会社自体も青息吐息の状態でしたが、今は、会社そのものも
非常に順調で多くの企業が経済不況の中で苦しんでいる
状況の中で、ありがたいことだと思っています。

これは天の神様が、若者を育てたいと思っている
こんなちっぽけな私に、「やりなさい」と言って大きな力を
貸してくださっているのだと思っています。