農業復興の再生に希望の光!
菜種油の瓶充填と瓶の打栓に、ナオミの充填機が使われています。
充填機導入までの道のり
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、福島県南相馬市も甚大な被害を受けました。沿岸部では、津波の被害、そして全域では放射能汚染によって農業生産ができなくなったそうです。そうした中、チェルノブイリ原発事故の被災地ウクライナで農業再生に取り組んだ事例があることを知り、『菜の花の栽培』で福島の農業を再生するプロジェクトが発足しました。
なぜ菜の花?そう思われる方も、多いと思います。菜の花は、土壌中の水に溶けた放射能を吸収してくれる上に、菜種を搾って得られる菜種油には放射能が全く含まれないからというのがその理由です。(水に溶けやすい放射能は、油には全く溶けません。)
原発事故でまき散らされた放射能で農地が汚染されてしまい、お米や野菜などの農作物が作れなかったり、たとえ収穫した農作物が放射能基準値以下であっても風評被害があったりします。そこで、被災地の農家の方々が、何か農業を再生できる方法はないか・・・と調べていたとき、この「菜の花プロジェクト」に出会ったというわけです。
「ナタネを栽培して、搾油した菜種油をどのように容器に充填しようか・・・」と悩まれていた時、webサイトでナオミを見つけていただき、現場でデモンストレーションをさせていただいたのち、充填機と打栓機を導入していただきました。
得られた結果
- 瓶詰めされた菜種油は「油菜(ゆな)ちゃん」と名付けられ、全国で販売されています!
この菜種油「油菜ちゃん」は、現地の農家さんと地元の相馬農業高校に通う高校生の皆さんが協力し合って商品化されました。
現在、「油菜ちゃん」は、フクシマ復興のシンボルとして、みんなから愛されるマスコットキャラクターとなっています。とっても可愛いですね。
油菜ちゃん誕生秘話は、こちらのサイトからご覧いただけます。
菜種油を通して、福島県の農業を復興させるという想いで、菜種の栽培や菜種油の販売を進められている姿は、本当にすごいことだと思います。
最近では、NHKでもこのプロジェクトが取り上げられ、先日放映されました。
【〜放射能を乗り越え、「なりわい」を取り戻す〜 放映された動画はこちらからご覧いただけます。】
ナオミとしても、微力ではありますが、「充填」という分野でお手伝いができること、大変嬉しく感じております。
充填機を納品して終わりではなく、後日訪問などのアフターサポートを通じて、今後もお手伝いさせていただきます。
営業担当からひとこと
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ハンディ計量充填機 6ZR